恋愛エキスパート有也のブログ。

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初夏の早朝に一言。
くっ、これは…っ!!
:解説:
それはある初夏の早朝の出来事でありました。

私は東京都の中央を横切る電車、中央線に乗っていたのです。
電車内はそこまで混んではおらず、適度に空間が空いておりました。

座席は全て埋まっていましたが、立っている人はまばらだったのです。
夏休みを目前に控えた土曜日でしたが、まだまだ行楽に行く人の姿は少ないようでした。


7人掛け座席の左端に座っていた私は、読書をしておりました。
数年前に買ったまま、本棚に眠らせていた新潮新書『人は見た目が9割』を引っ張り出してきたのです。
人は見た目が9割 (新潮新書)

これは戯曲やマンガ原作などを手掛ける著者の体験を交えつつ、
(マンガ『哲也-雀聖と呼ばれた男』の原案:さいふうめいでもある)
色々な専門書などを参考に用いて書かれた本であり、
コミュニケーション文化について日々考える私にとっても、
なかなかに興味深く拝読させていただける作品でありました。


その99ページの1行目にさしかかった時です。
『農耕民族は、基本的に強い自己主張をしない。』という文章が目に飛び込んでまいりました。
そして、それと同時に私の鼻孔には強い異臭が飛び込んできたのです。

『!?』
突然に出された鼻への不意打ちパンチに、私は眉をひそめました。

『誰か澄ました顔で屁ぇこきやがったな…。』
農耕民族のくせに強過ぎる自己主張。
これはもはやテロです。


私は周りをゆっくり眺めてみましたが、挙動の不審な人物はおりませんでした。
ですが、犯人は限られているのです。

・右隣の座席には22歳前後のOL
・目の前にはモード系男子専門学生
・右斜め前には50代のサラリーマン


7人掛け座席の左端に座っている私から見て、最も近いのが彼らでありました。
オナラ臭の濃さから言っても、この範囲より外の人物とは思えません。

OLはウトウトと寝ようとしておりました。
ヒザにはCOACHの新色バッグです。

うら若き女性の寝顔をあまりジロジロ見るのは宜しくないと思い、それ以上はあまり見ておりませんでした。
ただ、黒いストッキングを履いていたのだけは覚えております。

しかし、私が好きなのは可愛らしい模様の網タイツなのですが、
日差しの強いこの季節に網タイツを履いている方はあの模様に日焼けしてしまわないのでしょうか。
最近、それが少し気にかかっております。


モード系男子専門学生は吊り革に両手をぶら下げたまま、イヤホンで音楽を聴いておりました。
聴いている音楽は、多分ですがDragon Ashです。

なぜなら、彼の着ているTシャツがDragon AshのTシャツだったからです。
Tシャツまで買うという事は相当好きなんでしょう。

シャツの裾の辺りとズボンの上の辺りには少し茶色の染みが点々と付いておりました。
おそらく、あれは髪を染めるための染め粉をチャチャチャとかき混ぜる際に飛んだのでしょう。

そうだとすれば、彼は美容師になるための専門学校に通っているのでしょう。
もしくは卒業して美容師として働き始めて数年といったところだと思います。

彼は伸びをするような姿勢で吊革を持っておりました。
なので、彼がオナラをしたのであれば、音が漏れる危険が大きいことになります。
イヤホンをして音楽を聴いているからといって、そちらの音漏れはさすがに気を付けると思うのです。


中年サラリーマンはオナラくらい気にせずにするやもしれません。
以前も東海道新幹線に乗っていた時、前の座席に座っていた中年サラリーマンは、
当たり前のように“ブッ”と屁をこき、「あ"ぁ〜」と息を漏らしておりました。

しかし、今回はそのようなオナラの音は聞こえませんでしたし、
冷房の流れからすると、彼のオナラがそこまで濃く伝わるとは考えづらくもあります。

やはり、濃く伝わるとすれば右隣に座っているOLが怪しいように思いました。
彼女の中では座席に染み込ませるようにオナラをする作戦だったのが、
雲の隙間から漏れいずる月明かりのように、シートの隙間から私の鼻孔に差し込んだのやもしれませぬ。

『このアマ、寝てるフリしてこきやがったな…?これだからCOACHを持ってる女は…。』
そんな全国のCOACHファンを敵に回すような言葉を、私は思い浮かべてしまいました。

いえ、私自身もCOACHは好きなのです。
ただ、その時はオナラ臭に対しての怒りを感じており、とにかく何かに八つ当たりをしたい気分でありました。


さて、犯人は絞られました。
犯人はこの狭い範囲にいるのです。



しかし、ここで私はある事に気付いたのでありました。
何かがおかしい、と。


そう。

実は先刻から張っていた私の腹が、いつの間にやらスッキリとラクになっておりました。



もしや、とは思いますが…。

犯人は……その……私だったのではないかと……。笑


であるとするならば、私は屁をこいた上に……。
この3人にあらぬ疑いをかけ……。


…………。


私は新宿駅で降りる彼らに、そっと頭を下げ、心の中で詫びるのでありました。


では、私は少々先を急ぎますので、本日はこの辺で。


トイレどこだっけな…。
| 有也 | 脳内Word | 12:40 | comments(7) |

やだぁ〜!
これ、落語の原稿ですか?

実話だったら、有也さん、お腹ダイジョウブでしたか?
男の子は腸が弱いからなぁ・・・
| ありす | 2011/07/11 5:22 PM |
まさかでした(笑
知らぬ間に…ですか。
そんなことがあるとは!!
| さつき | 2011/07/11 5:30 PM |
おっ、大正・昭和時代の純文学調っぽい。
最近読んだのかな?

でも内容が・・・オナラww
オチも・・・w

私も最近、病院の待合席で隣に座ってた見知らぬ子供が・・・・・・
たちまち強い異臭がたちこみました。
いや、子供のとは思えない位なかなかパンチがありまして。
外出はキケンがいっぱい(><)
| いずみ | 2011/07/11 11:55 PM |
>ありす
落語だったら、もうちょっとべらんめえ口調にするよ。
「するってえと…」とか。

俺は基本的に腸が弱い子。
牛乳は500ml以上ですぐにくだっちゃう。


>さつき
知らぬ間に、自分の通った道が形を成す。
そういうことってあるんだよ。
いや、オナラしただけだけど。笑


>いずみ
お、鋭いね。
太宰治の『人間失格』をリメイクした作品を読んだのでありました。
「〜のやうでありました」までやると読みづらくなっちゃうので、
軽い程度に口調だけ差し替えてみたのです。
フツーの口調で書いてから直すという形を取っています。

ニンニクスナックっていうお菓子を1袋食べてみ。
次の日、自分のオナラが化学兵器になるから。笑
| 有也 | 2011/07/12 10:08 AM |
まさかまさかですね(^O^)/
えっ、今私電車乗ってるんですけど
かなりビビってます(笑)

| みほ | 2011/07/12 1:32 PM |
久しぶりです^^★

なっ、なんてオチだ!!

OLが犯人か、なるほどなぁ…。と思っていたら…
…ええー!!そうきたか!!って
おもわず突っ込みかけました(^▽^;)
| Saori | 2011/07/13 2:35 PM |
>みほ
気付かないうちに毒ガスを撒いているかもしれない。
君の腹は本当に大丈夫かね。


>Saori
お久しぶり。

OLが犯人かと思いきや、まさかの自分オチ。
たまに自分でもビックリする時ってあるよね。

「えっ!?前兆無かったじゃん!」って。笑
| 有也 | 2011/07/14 7:35 PM |







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LOVE at Night ~ホストに恋した女子高生~ (JUGEMレビュー »)
有也
 
高校1年生の頃、早く処女を捨てたかった。
周りの子はみんなどんどん『済ませて』行ってた。

「え〜まだしてないの?」
そう言われるのが嫌だった。
私一人がおいてきぼりにされてるような気がしてた。

「早く処女を捨てなきゃ」
そんな焦りを感じてた。

(第一話『おいてきぼり』)
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LOVE at Night 2 ~17歳のファーストラブ~ (JUGEMレビュー »)
有也
 
お金もない。
帰る家もない。

私はこれからどうやって生きていけばいいんだろう。
誰かお願いだから私を助けてよ。

とりあえず、新宿まで来たけど寝るトコもない。
警察に行っても家に帰らされるだけだ。
あんな家になんか帰りたくない。

どうしよう。
これからどうしよう。

1人でどうやって生きて行こう。

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人生はクソだった。
 
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(冒頭より抜粋)